結論:結構違う。街乗りLXと伝統のprimavera
まず、GTS SuperとPrimaveraは乗りましたがLXは乗ってませんのであくまでカタログ比較となります。
Primaveraは体感も踏まえてレビューしていきます。
まずは、何が違うのか。
- 重量
- 全長/全幅/ホイールベース
- タイヤサイズ
- タンク容量
- 最高出力/最大トルク
- 外観
- 価格
とカタログを見比べてみるだけでもかなりの差がありました。同じものだと思ってましたが、結構違いありそう。
重量
LX125 : 114Kg
Primavera125 : 150kg
Primaveraくんは、なかなかのヘビー級です。125ccにしてはかなり高重量。
LXはカタログをみても114kgとやや軽いといった印象のスクーター。
何がそんなに重量が違うのかな。と疑問しかありません(笑)36kgの差は相当です。
見た目がビクスクと小型スクーターってほどの差もありません。
LX125は最新モデルにはフレームの記載がありませんので、フレームの違いでしょうか。
全長/全幅/ホイールベース
LX125 : 1,770mm/705mm/1,280mm
Primavera125 :1,860mm/735 mm/1,340 mm
全長が約100mmも違います。10cmなので、やはりフレームがそもそも違うのでしょうか。
Primaveraは実物をみても思いましたが、やや丸い印象でLXよりも30mm幅が大きいです。
ホイールベースも60mmPrimaveraの方が上です。
実際乗ったときは直線走行だと、125ccではなかなか味わえない安定感はありました。
操作性
Primavera、GTS Superのレビューでもお話してましたが国産スクーターと違い、操作が難しい。
フロントサスペンションの位置の関係なのか、右と左で曲がるときでかなり差があります。
150kgもあるのでPrimaveraはPugeotから出ているCityStar125RSとほぼ同じ重量。
小さいビクスクと思って乗った方が良いかもしれません。
タイヤサイズ
LX125 :
タイヤ(前) 110/70 – 11
タイヤ(後) 120/70 – 10
Primavera125 :
フロントタイヤ 110/70-12
リアタイヤ 120/70-12
LXの方がタイヤが小さいです。Primaveraではちょっと操作が難しい。と感じましたがLXはひょっとすると扱い易いかもしれません。
フロントタイヤは国産のスクーターではあまりみかけない11インチ。リアタイヤも10インチなので街乗りには向いてそうです。
タンク容量
LX125 : 7L
Primavera125 : 8L
重量の差がタンク容量に出るのかと思いましたが、1Lしかありません。
海外のサイトで信ぴょう性は薄いですが、LXが45km/L。Primaveraが43.2km/Lと書いてました。
エンジンは同じカタログ数値なので、重量が軽いLXの方がやはり燃費は上でした。
最高出力/最大トルク
LX125 :
最高出力 10.2HP(7.6 kW)/ 7,600 rpm
最大トルク 10.2 Nm/ 6,000 rpm
Primavera125 :
最高出力 10.5 HP / 7,700 rpm
最大トルク 10.4 Nm / 5,000 rpm
重量が重いこともあり、やや実際に走った感覚だとビクスクのように「もっさり」とした出だしが感じたPrimaveraです。
LXと比べると重量もあってから最大トルク回転数は5000rpmと低いです。
LXは最大トルク回転数が6000rpmとなっており、114kgの重量と合わさりよりスクーターらしい発進かと思われます。
ですが、最高出力はほぼ同じですので、加速感こそ違うと思われますが、最高速はほぼ同じでしょう。
外観
VESPAを購入する方にとって一番大事?とも思う部分ですが結構違いました。
LX125
primavera125
価格
LX125 : 462,000円
Primavera125 : 517,000円
55,000円も差がありますので結構な差です。Primavera150と125はそこまで差がなく
Primavera 150 : 544,500円
27,000円の価格差なので150ccも視野に入る金額の差ではないでしょうか。
まとめ
Primaveraは伝統ということもあり、ネームバリューがあります。
一方使いやすさそうなのはLXで、日本の街乗りにも適していそうです。
フロントにはVESPAブランドのロゴもがっつり入っているので、LX125で「どやる」こともできそうです。
維持費はさておき、HONDAのマニュアル125cc、DAXやモンキーなどと金額もほぼ変わらないので「なぜかお手頃に見えてきました」